男性の更年期障害
更年期障害は女性特有の疾患と思われがちである。
ここでは近年明らかになった男性の更年期障害について資料を集めてみました。
女性の更年期障害は閉経前後の卵巣の急激な機能停止によって起こると考えられているが、 男性の場合加齢によって血中のテストステロン値の低下がみられるもの 女性ほど急激ではないことから、男性には更年期障害は存在しないとされてきた。 しかし、近年そうではないことが明らかになった。更年期障害とという”不定愁訴”という言葉がすぐに連想されるが、不定愁訴とは漠然とした訴えであり 自覚症状を訴えるだけの他覚的所見や器質性疾患の裏付けが認められないものをいう。
この不定愁訴が中高年の男性に多いことが内科医に注目されている。
男女別にみる主な更年期症状の発現頻度順位
女 性
男 性
1.神経質 1.神経質
2.のぼせ 2.疲労感
3.興奮状態 3.興奮状態
4.疲労感 4.不眠
5.抑鬱状態 5.抑鬱状態